CoCo壱番屋(ココイチ)が2024年8月から主要メニューの値上げを発表しました。
ポークカレーやビーフカレーをはじめとする人気メニューが値上げされ、
消費者の間でさまざまな声が上がっています。
この記事では、値上げの詳細とその理由、消費者の反応について詳しく解説します。
CoCo壱番屋(ココイチ)が2024年8月から値上げ
2024年8月から、CoCo壱番屋(ココイチ)は主要なカレーメニューとトッピングメニューの値上げを実施すると発表しました。
ポークやビーフなどのカレーは43円~76円値上げされるとのことです。
対象となると予想されるメニューについて、現在の価格と値上がり後の価格をまとめました。
さらに、ソーセージやチキンカツなどのトッピングメニューも5円~50円の範囲で値上げされます。
加えて、地域別価格が廃止され、全国で価格が統一されることも発表されました。
ココイチのカレーが値上げされる理由
今回の値上げの主な理由は、原材料や人件費の高騰です。
これはココイチに限らず、社会全体に共通する課題です。
物価上昇率は2023年1月をピークに徐々に下がりつつありますが、
2021年に比べると依然として3%近く上昇しています。
世界情勢に伴う円安も影響しており、ココイチもその影響を受けざるを得なかったようですね。
「ココイチ値上げしすぎ」の声も
今回の値上げに対しては、「値上げしすぎ」という声も多く聞かれます。
ココイチの値上げは2019年から数えて実に5回目となります。
最安のポークカレーは、もともと500円未満でしたがついに600円を超えることとなりました。
消費者の意見としては、
「物価高騰で仕方ない」という理解を示す声もある一方で、
「リーズナブルにおいしいカレーが食べられるから利用していたが、今後は別の選択肢も検討する」という声も聞かれるように。
ココイチのターゲットが変わったのかもしれない
値上げが続いているにもかかわらず、ココイチの業績は好調です。
売上高・営業利益とも値上げ前後で大きく変わっておらず、むしろ値上げ後に伸長している部分も見受けられます。
これは、客単価の向上が要因として考えられます。
現在のココイチの平均客単価は1,000円を超えているとされており、
薄利多売から厚利少売へと転換していると見てよいでしょう。
まとめ:ココイチは安く食べられるカレー屋ではなくなるのかもしれない
CoCo壱番屋の値上げは、原材料費や人件費の高騰という避けられない理由によるものです。
しかし、この値上げにより、ココイチはリーズナブルなカレー屋から、
「『ココイチ』という料理を提供する店」に変わったと考えることもできるかもしれません。
今後のココイチの動向に注目していきましょう。