2024年7月13日、大統領選挙の真っ只中でトランプ前大統領が銃撃される事件が発生しました。
今回は、この事件の容疑者であるトーマス・クルックスの素顔と事件の全容を解説していきます。
トランプ氏暗殺未遂事件の概要
現地時間2024年7月13日、ペンシルベニア州バトラーで開催されていたトランプ前大統領の選挙集会中に銃撃事件が発生しました。
トランプ氏は右耳を負傷したものの、幸いにも命に別状はありませんでした。
この事件は、2024年大統領選挙の激戦の最中に起こったことから、アメリカ国内外に大きな衝撃を与えています。
詳しくは↓から
容疑者「トーマス・クルックス」の情報
Bethel Park School District提供・AP=共同
- 名前:トーマス・クルックス(Thomas Crooks)
- 生年月日:2003年9月20日
- 年齢:享年20歳
- 出身地:ペンシルバニア州ベセルパーク
トーマス・クルックス容疑者は、地元の介護施設で働いていたとされます。
注目すべきは、彼に犯罪歴がなく、さらには共和党員として有権者登録していたという点です。
この事実は、彼の動機をより謎めいたものにしています。
トーマス・クルックス容疑者は天才だった?
ここからは、トーマス・クルックス容疑者の人柄が見える高校時代の逸話を紹介します。
高校在学時に見せた才能
トーマス・クルックス容疑者の過去を紐解くと、
驚くべき事実が浮かび上がってきます。
2022年に地元のベテルバーク高校を卒業した彼は、
在学中に理数系科目の成績優秀者として表彰されていたのです。
さらに、理数系に関する様々な賞も受賞しており、
非常に優秀な生徒であったことがうかがえます。
一方で人付き合いは苦手としていた模様
しかし、学業面での輝かしい成績とは裏腹に、
トーマス・クルックス容疑者の学校生活は決して平坦ではなかったようです。
高校の同級生たちは次のようにコメントしています。
- 「昼食時は一人で座り、服装を馬鹿にされていた」
- 「毎日のようにいじめられていた」
- 「人の悪口を言うような人ではなく、こんな事件を起こすとは思わなかった」
優秀な成績を収めながらも、人間関係では苦労していた彼の複雑な心境が垣間見えます。
トーマス・クルックス容疑者が使用した銃火器
GUNS.COMより
事件現場では、トーマス・クルックス容疑者と見られる白人男性の遺体のそばに
AR15型の半自動小銃が発見されました。
AR15は殺傷能力が高いことで知られるライフル銃であり、
アメリカでは銃乱射事件でたびたび使用されている武器です。
このAR15は容疑者の父親によって合法的に購入されたものでした。
トーマス・クルックス容疑者に関する不明点
トーマス・クルックス容疑者の背景には、まだ多くの謎が残されています。
彼はトランプ氏と同じ共和党員として登録していたにもかかわらず、
過去に対立派閥の民主党系組織に寄付をしていたといいます。
また、介護施設では真面目に働いていたとの証言もあり、
捜査当局は未だに明確な犯行動機を特定できずにいます。
さらに興味深いのは、
クルックス容疑者が高校在学時にライフルクラブチームの選抜試験で不合格になった過去です。
その後、地元の射撃クラブに所属していたとされますが、
100m超えの標的を狙撃できるほどの腕前だったのかどうかは不明です。
まとめ
トランプ前大統領銃撃事件は、アメリカ社会に大きな衝撃を与えました。
容疑者であるトーマス・クルックスは、制圧の際に命を落としています。
トーマス・クルックス容疑者が今回の凶行に及んだ動機は、
本人の口から聞くことはできません。
今後、捜査が進み、事件の内容が明るみになることを願います。