ハリス副大統領の支持率急上昇はなぜ？不人気から逆転の舞台裏

カマラ・ハリス副大統領の支持率が急上昇し、政界に衝撃が走っています。

これまで低迷を続けてきた彼女の人気に何が起きたのでしょうか。その背景と、知られざる素顔に迫ります。

なぜ？ハリス副大統領は不人気？3つの衝撃的理由

ハリス副大統領は不人気と言われてきましたが、その理由について解説します。

ハリス副大統領のスピーチや公の場での発言に、多くの有権者が「不自然さ」を感じているようです。

彼女の話し方や表情が、真摯さに欠けるという印象を与えがちです。

これが有権者との共感を得にくくしている一因となっているかもしれません。

移民問題や選挙改革など、重要な政策課題を担当しているにもかかわらず、目に見える成果を上げられていないという批判があります。

また、上院議員としての経験がありながら、議会との交渉や法案の取りまとめにおいて積極的な役割を果たしていないという指摘もあります。

ホワイトハウスとハリス副大統領のオフィスの間で、役割の認識に差があるようです。

そのため、メディアへの露出が限られ、有権者に彼女の活動や成果が十分に伝わっていない状況が続いています。

これが存在感の薄さにつながり、支持率低下の一因となっているのかもしれません。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-23/SH2TGET1UM0W00

興味深いことに、2024年6月までは、トランプ前大統領の支持率がハリス副大統領を大きく上回っていました。

しかし、7月に入ってから状況が一変。ハリス副大統領の支持率が急上昇し、トランプ氏を逆転する事態となりました。

この急激な変化の背景には、ハリス副大統領の積極的な政策アピールや、メディア戦略の見直しがあったのではないかと推測されます。

また、トランプ氏の法的問題が注目を集める中、相対的にハリス氏の評価が上がった可能性も考えられます。

バイデン大統領の選挙戦撤退から一週間。

この間における献金額が日本円で約307億円に上ったと報告されています。

7月28日にABCニュースなどから発表された世論調査では、トランプ氏の好感度を上回ったとして注目されました。

好感度の推移

https://mainichi.jp/articles/20240722/k00/00m/030/032000c

ハリス副大統領は、アメリカ初の女性副大統領です。

さらに初のアフリカ系およびアジア系の副大統領という歴史的な立場にあります。

ハリス氏はカリフォルニア州司法長官時代、銀行との交渉で20億ドルの和解金を獲得するなど、大きな成果を上げました。

しかし一方で、マリファナ所持による逮捕者数が多かったことなどから、批判の声も上がっています。

上院議員時代には、鋭い質問で注目を集めました。

特に、最高裁判事候補者への質疑では、その法律知識と論理的思考力が高く評価されています。

また、人種差別や気候変動問題に関する法案提出にも積極的でした。

ハリス副大統領の支持率急上昇は、アメリカ政治に新たな展開をもたらしています。

コミュニケーション能力や政策実行力への疑問、メディア露出の少なさなど、これまでの課題を克服しつつあるようです。

歴史的な立場にある彼女の今後の動向が、2024年の大統領選挙に大きな影響を与える可能性があります。